いつもの日常(主に食)

日記がわりの気ままな書き置き

仮面ライダー BLACK

仮面ライダーBLACK



令和の『仮面ライダー BLACK SUN』を見て、改めて元作品が見たくなった。



1988年の映像ー!

画質が当時のビデオなのでしょうがないのだけども。

改めてみると、主人公(南光太郎)のビジュアルが、今どきでも通用するイケメンである。

イケメン俳優の登竜門なイメージの仮面ライダーシリーズ、その基礎になったのかなあ。

しかし、光太郎の演技力と活舌はもうちょっと頑張れ。(他の子役キャストもそうだけど)


手をググッ・・・!!てやる変身がシンプル、かつかっこいい。

BLACKのフォルム、本当にシンプルイズザベスト。

関節の筋繊維っぽいところがリアルな怪人らしくて良い。

そして最後までライダーキック&パンチのみで戦うところも潔くて良い。


一番印象に残ったシーンは、強い敵が出てきて新たな技を生み出さないといけない!となり特訓をするところで、突然崖から子犬が落ちそうになっていたところを新技で助け、子犬を抱っこしながら「新技できたぞ!」って喜んでるBLACKだった。

せっかくなので、本作と令和版を比較してみた。


光太郎変身のきっかけ

本作

父親の死

令和版

ヒロインが怪人に改造

 

でも、どちらも強い怒りからで、「許さん!」からの手をググッ・・・変身!!が良い・・・。


クジラ怪人

本作

ゴルゴムに故郷の海が犠牲にされることを知り、寝返る。

令和版

ゴルゴムのやり方に疑問を持って味方に。


BLACKが一度死に、それをクジラ怪人が助けてくれるところは同じ展開。

令和版ではBLACKの遺体とともに海に沈んでいくんだけど、そのBLACKがあまりにもぺらぺら人形で面白い。

ここも美術頑張れよ・・・!


BLACKに謎の液体をかけて介抱してあげるのが本作クジラ怪人なのだけど、令和版は白衣を着た人間姿で、ヒロインにも謎の液体をかけるように促していた。

この液体、本作では突然のナレーションが入り、”クジラ一族秘伝の薬”とのこと。

多分令和版でもクジラ怪人の一族に伝わる秘伝の薬なんだろうけど、ここ令和版でもどこかで説明が欲しかった。

急須っぽい容器から謎の液体かけてるのシュール過ぎるよ・・・。


ゴルゴムと創世王

本作

地球乗っ取りが目的。創世王はまさかの心臓ビジュアル。

代々創世王は心臓がベースで、代々体を乗り換えていたみたい。

令和版

ゴルゴムは政党になっていた。怪人を裏ビジネスとしてお金にしている人間総理が中心。

創世王は大きいバッタ怪人(一番初めの改造人間計画の被験者)。

BLACKに心臓を抉りだされ倒されるも、心臓だけはしぶとく動いていたのは原作再現か。


光太郎と信彦

本作

光太郎の両親は事故で他界したため、信彦の家庭に引き取られ兄弟のように暮らす。

シャドウムーンにされてからはずっとゴルゴムでサナギ状態で眠らされていて、目覚めてから信彦の記憶はなく、次期創世王としてゴルゴムをまとめた。

令和版

昭和の時代から50年が経ち、令和の時代になっており、ヘヴンと呼ばれる謎食品(人肉)を食べることによって肉体の老化が止まっていた信彦と、ヘヴンを食べることをやめ、中年おじさんとなった光太郎。

時に共闘もしたけど、怪人が人間を支配するべき派信彦と、怪人はいなくなるべき派の光太郎で相容れずに敵対することに。


本作シャドームーンのビジュアルと声があまりにも良すぎる・・・。

令和版はBLACKと色違いなのであまりシャドウムーンって感じがしないのよな。

本作は終盤まですーっと眠っていて、人間だった頃の信彦には戻らないので可哀そうなのだけど。



本作も観たことでより理解が深まった。

あーあれか!と納得がいく点がところどころ出てきて、点と点がつながる~。


令和版は政治色が強いという評価が多く、確かにそのとおりで、大人向けなダークさ。

もっとシンプルな地球侵略!というのが子供向け用なのですね。