せっかくなので、本作と令和版を比較してみた。
光太郎変身のきっかけ
本作
父親の死
令和版
ヒロインが怪人に改造
でも、どちらも強い怒りからで、「許さん!」からの手をググッ・・・変身!!が良い・・・。
クジラ怪人
本作
ゴルゴムに故郷の海が犠牲にされることを知り、寝返る。
令和版
ゴルゴムのやり方に疑問を持って味方に。
BLACKが一度死に、それをクジラ怪人が助けてくれるところは同じ展開。
令和版ではBLACKの遺体とともに海に沈んでいくんだけど、そのBLACKがあまりにもぺらぺら人形で面白い。
ここも美術頑張れよ・・・!
BLACKに謎の液体をかけて介抱してあげるのが本作クジラ怪人なのだけど、令和版は白衣を着た人間姿で、ヒロインにも謎の液体をかけるように促していた。
この液体、本作では突然のナレーションが入り、”クジラ一族秘伝の薬”とのこと。
多分令和版でもクジラ怪人の一族に伝わる秘伝の薬なんだろうけど、ここ令和版でもどこかで説明が欲しかった。
急須っぽい容器から謎の液体かけてるのシュール過ぎるよ・・・。
ゴルゴムと創世王
本作
地球乗っ取りが目的。創世王はまさかの心臓ビジュアル。
代々創世王は心臓がベースで、代々体を乗り換えていたみたい。
令和版
ゴルゴムは政党になっていた。怪人を裏ビジネスとしてお金にしている人間総理が中心。
創世王は大きいバッタ怪人(一番初めの改造人間計画の被験者)。
BLACKに心臓を抉りだされ倒されるも、心臓だけはしぶとく動いていたのは原作再現か。
光太郎と信彦
本作
光太郎の両親は事故で他界したため、信彦の家庭に引き取られ兄弟のように暮らす。
シャドウムーンにされてからはずっとゴルゴムでサナギ状態で眠らされていて、目覚めてから信彦の記憶はなく、次期創世王としてゴルゴムをまとめた。
令和版
昭和の時代から50年が経ち、令和の時代になっており、ヘヴンと呼ばれる謎食品(人肉)を食べることによって肉体の老化が止まっていた信彦と、ヘヴンを食べることをやめ、中年おじさんとなった光太郎。
時に共闘もしたけど、怪人が人間を支配するべき派信彦と、怪人はいなくなるべき派の光太郎で相容れずに敵対することに。
本作シャドームーンのビジュアルと声があまりにも良すぎる・・・。
令和版はBLACKと色違いなのであまりシャドウムーンって感じがしないのよな。
本作は終盤まですーっと眠っていて、人間だった頃の信彦には戻らないので可哀そうなのだけど。
本作も観たことでより理解が深まった。
あーあれか!と納得がいく点がところどころ出てきて、点と点がつながる~。
令和版は政治色が強いという評価が多く、確かにそのとおりで、大人向けなダークさ。
もっとシンプルな地球侵略!というのが子供向け用なのですね。