ヤクザ同士の抗争に関わる、マル暴組織にいる2人の刑事のお話。
役所広司演じるベテラン刑事のクズっぷりがすごい、本当に警察官なのかってくらいヤクザよりの見た目。
そんな彼をスパイするよう本部から派遣された、国立大卒のエリート警官松坂桃李。
2人は仕事上コンビで行動するが、お互いがお互いを信頼しきれないまま、日々を過ごしていく。
マル暴ってこんなんなのか・・・昭和はこれくらい普通?
そしてヤクザ勢のキャストがいちいち豪華。
あと真木よう子が綺麗。
もちろん暴力満載、残酷描写も多々あるので、うわーと思う部分もある。
けど、それを補ってあまりある、熱い人情というかそれぞれの想いが垣間見える部分がちゃんとあるので、目をつむれるという。
ラストが最高にクール!
(追記)
なので、続編も期待してみたのだけど。
誰も手を付けられない殺人鬼サイコパスヤクザ役で、あまり人柄に魅力はなかった模様。
前作のヤクザ抗争で殺された組長の、義理の息子役なのだけど、狂暴すぎて刑務所もお手上げで、早く出所させてしまい・・・お礼参り三昧で、自分がいない間に自分の親の組を悪い方向に変えた(と思っている)上役を次々殺す殺す。
殺した相手の目を必ず潰すという謎のこだわり。
幼少期に親から受けた虐待のトラウマなんだけど、その過去がわかる描写はほんの少しで、今作のストーリーに深いかかわりがある風ではなかったので、なんだかなあ・・・。
前作がよかっただけに本当に残念。