先日、父が亡くなった。
肺癌だった。
私達家族と近しい親戚みんなに見守られて息を引き取った。
今日の朝方3時半頃、昏睡状態になったと、泊まっていた母から電話があった。
医師から家族を呼んでくださいと言われたとのこと。
ついに・・・ということははっきり感じた。
急いで駆けつけた。
酸素マスクをつけて、ただ呼吸をしているだけの父がいた。
呼びかけたら目は見開くけど、瞳孔は開いてなくて、反射的に反応してる状態。
徐々に血圧は下がり、呼吸の間も長くなって。
母はずっと父の手を握り、さすって、呼びかけていて。
数値が低くなり、母が泣きそうになって、最後には泣き崩れてしまったのが見てられなかった。
親戚と私達は一緒に、父の最期を見届けた。
ちゃんと看取れるとは思っていなかったから、それだけは救われた気がした。
母にこんな思いさせながら逝くんじゃないよ。
一ヶ月つきっきりでそばによりそってやってたのに、そんなお別れはないだろ。
明日私も試験だった。
応援してるから、って言ってたのに。
応援してたくせに、私を忙しくさせて試験勉強の邪魔をして、挙句試験に行かせないってどういうことだよ。
本当に最期まで、空気を読まない所は変わらないなあと思った。